米国高配当ETFの現実
アメリカでは高配当株を集めた分配利回りが高いETF(上場投資信託)が存在します。
その中でも特に人気かつ優良な3つのETFに3カ月間投資を行った現実を紹介します。
優良米国高配当株3選
まずはそれぞれのETFの詳細をまとめます。
1.バンガード米国高配当ETF(VYM)
・株価 $91.51(2020/12/30現在)
・分配利回り 3.21%
・経費率 0.06%
・3年騰落率 17.01%
・組み入れ上位銘柄
1 | JOHNSON & JOHNSON ORD | 3.75% |
2 | PROCTER & GAMBLE ORD | 3.47% |
3 | JPMORGAN CHASE ORD | 3.08% |
4 | VERIZON COMMUNICATIONS ORD | 2.45% |
5 | PFIZER ORD | 2.05% |
2.SPDRポートフォリオS&P 500高配当株式ETF(SPYD)
・株価 $32.94(2020/12/30現在)
・分配利回り 5.00%
・経費率 0.07%
・3年騰落率 1.27%
・組み入れ上位銘柄
1 | INVESCO ORD | 1.72% |
2 | VIACOMCBS CL B ORD | 1.58% |
3 | XEROX HOLDINGS ORD | 1.55% |
4 | REGIONS FINANCIAL ORD | 1.55% |
5 | SIMON PROP GRP REIT ORD | 1.51% |
・株価 $32.94(2020/12/30現在)
・分配利回り 4.09%
・経費率 0.08%
・3年騰落率 8.59%
・組み入れ上位銘柄
1 | EXXON MOBIL ORD | 8.92% |
2 | AT&T ORD | 8.75% |
3 | CHEVRON ORD | 6.33% |
4 | JOHNSON & JOHNSON ORD | 6.20% |
5 | VERIZON COMMUNICATIONS ORD | 6.18% |
以上が各ETFの詳細です。
ETFを見るうえでは以上に記載したもの以外にも確認しなければいけないことはありますがその辺はこの3つのETFは問題ないので割愛しました。比較するうえで気にするべき項目についてまとめてみました。
それぞれのETFの特徴を簡単にまとめるとこうなります。
VYM 株価上昇 80点 配当金 20点
HDV 株価上昇 50点 分配金 50点
SPYD 株価上昇 20点 分配金 80点
高配当株に投資してみたい方々は参考にして頂ければ幸いです。
投資を始めたころはほとんど知らなかったのですが、実は配当金が高い企業は成熟しきっている企業(成長期が終わり、業績が安定している企業)が多い。そのため配当金を5%以上も出してくれる企業というのは総じて、成熟している企業なので、株価も安定しています。そのため株価の上昇によるキャピタルゲイン(値上がり益)はあまり期待できない場合が多いです。
また、このような配当金を目当てに投資する場合は米国株がおすすめです。
これはアメリカという国が株主を大切にする国であるためです。
配当金は投資を始めてすぐ簡単に利益が出たことを実感できるので、これをポートフォリオに組み入れるだけで楽しく投資ができています。